妊婦の足のセルライトを消す効果的なマッサージは?妊娠中におすすめ

女性が妊娠すると、脚がむくみやすくなり、セルライトができやすくなるってご存知でしたか?
今回の記事では、家で一人でも出来る簡単マッサージについて、ご紹介していきたいと思います。
妊婦さんのマッサージは注意しなければならないことが、いくつかあります。
安全に足のセルライトを落とすためにも、ぜひ、最後までご覧になってくださいね。
目次
妊婦さんでも安心!足のセルライト解消マッサージ
妊娠中は身体がむくみやすく、足だけでなく身体のあちこちにセルライトが出来てしまいます。
セルライトは、身体が冷えて脂肪細胞同士がくっつくことで起こりますので、妊娠線の前兆とも言えます。
ですから、できるだけ早く改善したいと思いますよね。
しかし、結論から言うと、妊娠中のセルライト解消マッサージはあまりおすすめできません。
足には子宮を刺激するツボがあり、それを押してしまうとお腹が張ってしまう危険性があるのです。
デリケートで大切な時期ですから、無理は禁物です。
マッサージをするのなら、お腹から離れた太股やふくらはぎだけにしておきましょう。
足の裏はツボがたくさんありますので、むやみにマッサージをしないようにしてくださいね。
リンパを流すマッサージ
- 広い場所で足を投げ出した状態で座る
- マッサージしたい足を、もう片方の脚の上に折り曲げて乗せる
- 片方だけあぐらを組むように座り、ふくらはぎや太ももを心臓の方に向かってマッサージする
- マッサージオイルを使い、強く刺激しないように注意すること
妊婦さんが足のセルライトを撃退するためにマッサージをする際は、痛みを感じない程度の強さで行ってください。
マッサージ中に少しでもお腹が痛いと感じたり、張っていると感じたらすぐに中止してくださいね。
妊婦さんにおすすめなエクササイズ
【参考動画】
- 広い場所で、両足を広げて経つ
- 踵をお尻に向けてキックする(交互の脚で繰り返す)
※立った状態で膝を曲げ伸ばしするイメージ - 次に、腿を上げて膝を曲げてから、横に開く(交互の脚で繰り返す)
※膝を外に向けて回し、股関節をほぐすようなイメージ
※膝は高く上げなくても大丈夫 - もう一度2を繰り返しながら、両手を頭の上でクラップする
- 3を繰り返しながら、両手を頭の上でクラップする
- 足を大きく開き、つま先を外に向ける
- お尻を後ろに出しながら、膝をつま先と同じ方向に向ける
- 頭の上で手を合わせ、腰を下ろすタイミングで手を開く
- 腰を少しだけ落とす→上げる→落とす→上げるを繰り返す
- 片足を後ろに出し、お尻を後ろに突き出す
※背中を真っ直ぐにして、上半身を股関節に乗せるとバランスが取りやすい - 反対側の脚を後ろに出す前に、6~9をもう一度行う
- 10で行ったときと反対側の脚を後ろに上げる
- 最後に6~8のスクワットを繰り返し、深呼吸を行い完了
妊娠中に出来るセルライト対策とは?
身体を冷やさないようにする
妊婦さんが出来るセルライト対策は、足をマッサージすることよりも、身体を冷やさないことです。
身体が冷えていると、むくみに繋がり、セルライトの原因になってしまうんですよ。
お腹に赤ちゃんがいる妊娠中は、体温が上がるため、ついつい冷たい飲み物が欲しくなりますよね。
しかし、身体を冷やす飲み物は控えるようにしましょう。
温かい麦茶やルイボスティーがオススメですよ。
特にルイボスティーは鉄分など、妊娠中には嬉しい栄養素が含有されているのに、ノンカフェインなので安心して飲むことが出来ます。
夏は冷たい飲み物で、すっきりしたいと思うかもしれませんが、血行不良に繋がりますので、せめて常温で飲むようにしてくださいね。
肌を保湿する
セルライトを予防するには、肌を乾燥させないことも大切です。
お肌の保湿は妊娠線の予防にも繋がりますので、一石二鳥ですね。
一番おすすめなのは、妊娠線予防クリームやオイルを使って保湿をすることです。
日本製で、オーガニック成分を含んだものなら、より安心して使うことが出来ますね。
適度な運動を心掛ける
お腹が大きくなると、身体を動かすのも一苦労ですよね。
逆に、安定期に入るまでは悪阻がひどく、起き上がるのもままならない日もあると思います。
そんなときは無理せず、安静第一ですが、体調が良いと感じる日は身体を動かすようにしましょう。
身体を動かすと、血液やリンパの流れが良くなりますので、むくみ対策にもなりますし、妊娠中の体重管理をすることもできます。
今、むくんでいなくても、妊娠後期になるとある日突然むくんだということもあります。
適度な運動を習慣付けることも大切ですよ。
ただし、絶対に無理は禁物です。
少しでも身体の調子が悪いと感じたり、お腹が張ったらすぐに安静にしてくださいね。
ストレスや疲れを溜めない
お腹の中で大切な赤ちゃんを育むということは、とても大変なことです。
少しのことでストレスや疲れが溜まってしまいますので、できるだけゆったりとした気持ちで過ごすようにしてくださいね。
ストレスが溜まると自律神経が乱れ、内臓の活動が悪くなってしまいます。
これもむくみに繋がる一因なんですよ。
運動不足はリンパや血液の流れを悪くしてしまいますが、疲れるほど運動をすると身体にも赤ちゃんにも負担がかかってしまいます。
近所を少し散歩したり、家事をするだけでも、妊婦さんには十分な運動ですので、過度な運動にはならにようにしましょうね。
お風呂で身体を温める
お腹が大きくなると、お風呂に入るというだけでも一仕事ですよね。
しかし、お風呂は全身を芯から温めてくれるので、リンパや血液を循環させる良い機会なのです。
妊婦さんが足のセルライトマッサージをするなら、お風呂で行うのも良いですね。
リンパと血液の流れが良くなっているときなので、マッサージの効果が得やすいのです。
手のひらをグーにして、膝から足の付け根に向かった軽く流す程度のマッサージが良いでしょう。
腰(仙骨)付近への刺激は危険ですので、注意してくださいね。
マタニティウェアなど楽な服装をする
悪阻が始まったり、お腹が大きくなると、今までと同じ服装が辛くなると思います。
それをカバーしてくれるグッズがマタニティウェアです。
最近では、デザインが可愛いものも多いので、手が出しやすいですよね。
身体を締め付けないマタニティウェアは、お腹を締め付けることもありませんので、血液の循環を邪魔しません。
また、足のセルライトを予防したいのなら、下半身の血流が良くなるような服装を意識してくださいね。
妊婦さんはマッサージよりも、普段の生活習慣に気を付けた方が良いでしょう。
たくさんの睡眠を取る
大きなお腹で一日動いたあとは、しっかりと睡眠を取り、疲れを癒すことに専念しましょう。
睡眠が十分に取れていないと、ホルモンバランスが乱れ、自律神経も乱れやすくなってしまいます。
足のセルライトを予防するためにも、一日の疲れを取るためにも、十分な睡眠をとりましょう。
マッサージをしていても、足のむくみが気になるという方は、クッションなどを使って、足を少し高くしたまま寝るようにしてくださいね。
妊婦さんは、エステサロンで足のセルライトを取ることは出来るの?
自分では、マッサージを上手にする自信がない、本当にこの方法で効果があるのかわからないと心配な方は、プロにお願いできるエステに通いたいと思われる方もいらっしゃるかもしれません。
確かに、エステサロンにある様々な器具やマシンを使えば、効果的にセルライトを潰すことが出来ます。
しかし、妊娠中は多くのエステサロンで使用にあたり、条件がありますので、必ず妊娠しているということを伝えてくださいね。
かかりつけの産婦人科から許可をもらうこと
妊婦であるあなたと、お腹の赤ちゃんことを一番良く知っているのは、かかりつけの産婦人科医です。
エステを受けたいということを相談し、どんな施術内容であるかもきちんと説明しましょう。
産婦人科医から許可をもらえたら、エステサロンにも妊娠していること、今の妊娠週数も伝えましょう。
念のため、母子手帳を持参すると安心ですね。
エステサロンに行く期間は?
エステを受ける期間は、つわりなどの症状が落ち着いてからの方が良いでしょう。
つわりに悩んでいるときは、外出するだけでも一苦労ですし、身体もまだまだ不安定な時期ですので、少しの刺激でも避けた方が安心です。
ですから、妊娠初期など赤ちゃんの胎盤や発達が未熟な期間は、エステを受けてはいけませんよ。
大体のエステサロンでは「妊娠16週頃~35週頃まで」を、施術可能な期間としています。
少しでも身体に異変があれば、我慢しない
安定期に入ったとしても、体調が優れない日はあると思います。
せっかく予約したのだから、行かなくては…と思わず、体調が悪い日はエステを受けるのはやめてくださいね。
また、施術中に気分が悪くなったときも、すぐにエステティシャンの方に伝えてください。
休憩をはさんだり、別の日に変えるなどの対応をしてくれますよ。
妊婦さんが受けられるエステ・受けられないエステ
足のセルライトを落とすために、いくつかの施術方法がありますが、受けられるものと受けられないものがあります。
エステサロンによって異なりますので、一概には言えませんが、参考にしてくださいね。
受けられないエステ
マシンや器具を使ったエステ
脂肪細胞を破壊させるためのラジオ波やキャビテーション、エンダモロジーなど、超音波を使う器具やマシンは妊娠中に使用することが出来ません。
他にも器具の強い力で脂肪を揉み解す、スリミングマシーンも、妊娠中の身体に負担をかけてしまうので、避けた方が良いでしょう。
アロマを使用したエステ
気持ちをリラックスさせてくれるアロマの中には、ホルモンと似た働きをして、子宮の収縮を促すものもあります。
有名なものですと「レモングラス」「ジャスミン」「クラリセージ」などです。
これらを使うと必ず流産や早産になってしまうというわけではありませんが、安全を考えると避けた方が良いと言えますね。
受けらえるエステ
オールハンドのボディマッサージ
妊婦さんの足に出来たセルライトは、ハンドマッサージなら安心して受けることが出来ますよ。
リンパの詰まりをほぐせば、むくみやこりを改善し、リラックス効果が得られます。
また、温かい手のぬくもりが心も身体も癒してくれます。
うつぶせでの施術はNGですが、仰向けになったり、横向きになったり、ご自身がリラックスできる体勢でマッサージを受けられますよ。
オールハンドのフェイシャルマッサージ
ボディマッサージと同じく、オールハンドでのフェイシャルマッサージなら妊娠中でも安心して受けることが出来ます。
妊娠中は顔もむくみやすく、ひどい場合はセルライトが出来ることもあります。
優しいフェイシャルマッサージでリンパや血液の流れを促進し、リラックスすることが出来ます。
パックで毛穴を綺麗にすれば、美肌効果も得られますね。
まとめ
ここまで妊婦さんが足のセルライトをマッサージで解消するには、どうすれば良いのかについてお話してきましたがいかがでしたか?
注意しなければいけない点はいくつかありますが、それさえ守ればセルフケアをすることも可能です。
妊娠していなければ、ジムやエステサロンで器具・マシンを使ってセルライトを改善することが出来ますが、妊娠中は身体第一にするということを忘れないでくださいね。
マッサージだけだと、セルライト潰しに時間がかかり、回数も何回もこなさなければいけませんが、オールハンドで行う方法なら安全で、手軽に行うことが出来ます。
セルライトは妊娠中の女性に限らず、男性でも子供でも年齢に関係なく、できてしまうものです。
体重や体脂肪をチェックして、適正範囲内に維持することも大切です。
ダイエットをするなら、高たんぱく・低カロリーである鶏ささみなどのお肉がおすすめですよ。